干割れ
お世話になっています。工務の鈴木です。
今回、ご紹介する現場用語は「干割れ・背割り」の「干割れ」についてです。
突然壁の中から パキッ… ミシッ… といった音が聞こえたことはありませんか?
多くの人は心霊現象かと思いますよね? え?そんなことないですか?(笑)
この音は木材が自然乾燥されて起こる「干割れ(ひわれ)」という現象です。
乾燥された木材が建築材料として使われた後、さらに乾燥が進んだときに
木の細胞がぎゅーっと引き締まる事で、木材の一部が割れてしまう事です。
これは集成材(小さい木を接着剤で固めた木材)では起きにくく
芯持ち(原木の中心がある木材)のような柱などに使われる厚みのある方が起きやすいようです。
割れてしまうと良くない気もしますが水分が抜けきって硬くなりより強くなるみたいです!
しかし和室などの柱が見える場所で干割れが起きていると
やっぱり見栄えが悪いですよね・・・
その解決法として、「背割り(せわり)」という技法があります!
…が今回は思いのほか長くなってしまったので
「背割り」についてはまた次にお話しさせて頂きますネ。